インスタグラム、フェイスブック、WhatsAppの親会社であるメタは先にスタンドアロン型のAIチャットボットと高性能なオープンソースモデル「Llama 3」を発表し、AI分野への本格参入を表明した。これにより、グーグルやOpenAIなど、強力なAIシステム開発を競う企業間の競争が激化する。
メタはAIアシスタント「Meta AI」がフェイスブック、インスタグラム、WhatsApp、メッセンジャーアプリの検索バーに統合され、フェイスブックのメインフィードをスクロールする際にもアクセスできるようになったと
Meta AIはウェブサイト
を通じてスタンドアロンツールとしても提供される予定だ。
Meta AIは、同社のアプリ内では数カ月前から利用可能だったが、今回の発表により、メタのソーシャルメディアエコシステム外で独立したプロダクトとして初めて利用可能になる。
これまでの制約下では、メタは激しくなる一方のチャットボット市場での競争力が制限されていたが、Meta AIをスタンドアロン製品としてアクセス可能にすることで、特にOpenAIのChatGPT、AnthropicのClaude、マイクロソフトのCopilot、グーグルのGeminiなどの主要なAIツールと直接競合できるようになる。
同時に、チャットボットの構築に使用されたオープンソースAIモデルのLlama 3も発表された。
メタはLiama 3のモデルを「このクラスで最高のオープンモデルです。以上」と語り、Open AIやグーグルのような世界レベルのクローズドソースAIモデルを凌駕する可能性があると述べた。