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レッツノートRZ8で今すぐ使えるデータ通信専用SIMを探せ!

レッツノートRZ8のレビューも本稿で3回目。これまでの2回で、いかにレッツノートRZ8が便利で優れたモダンPCなのかをお届けした。とはいえ、まだフォーカスしていないポイントもある。それは上位構成モデルに存在するnanoSIMカードスロットだ。となると、当然ながらこういうことになる。

担当編集さん「当然、SIMカードを挿して屋外でネットワーク試しますよね?ね?」

「まあそおっすよね」と作業する私はあまり気乗りのしない返事をしておいた。モバイルデバイスなら「SIMカードスロットは必須」と主張するユーザーは多い。特に長年に渡ってモバイルコンピューティングを実践しているベテランの諸先輩方は、ほぼ全員が同じ意見だ。

バッテリーパックを取り外したその奥にnanoSIMカードスロットはある

しかし、嗚呼……、だがしかし。私はそうは思わない。

「モバイルルーター1台あればそれでいいじゃないの?」、「スマホのテザリングでも十分じゃないの?」という思想の持ち主だ。理由はいくつかある。その最たるものは「複数のデータ通信回線を契約して維持できるほど私は裕福じゃありません」だ。それから、複数のデバイスに導入したSIMカードの状況がだんだんわからなくなってくる、というのも自分の経験(と諸先輩方の体験談)も、複数のSIMカードを持つことに抵抗を感じる理由の1つであったりする。

とは言え、その一方で「ディスプレー開けたらすぐアクセス」の使い勝手の良さと快適さももちろん理解している。というわけで、本稿ではレッツノートRZ8をLTE運用したい、真のモバイルコンピューティングユーザーに向けて書こうと思う。

データ容量無制限で速度の速いものが当然望ましい

ノートPCでSIMカードを導入する場合、データ通信専用のSIMカードを選ぶことになる。しかし、ひとくちにSIMカードと言っても、MVNO各社のSIMカードプランのラインアップは豊富だ。利用料金が安く、毎月500円前後に設定しているプランもある。ただし、低価格プランは往々にして速度制限なしで利用できる容量が少ないか、容量が多くても(容量制限を設けていないプランもある)通信速度を低く設定していることが多い。

PCは何にしても扱うデータの容量がスマートフォンなどと比べて格段に大きくなる。これはAndroidやiOSを導入したモバイルデバイスの場合、同じネットワークサービス、例えばストリーミングサービスを利用していても、送受信するデータをデバイスに合わせて圧縮することが多く、PCはその恩恵にあずかれない場合が多いからだ。

そうなると、PCで快適にサービスを使うためには「容量はできれば無制限(私の利用履歴からすると少なくとも毎月20GB以上)」、「速度はできるだけ速く」が条件になる。

この条件を満たすデータ通信専用SIMカードとなると、これが意外と少ない。容量制限なしだと通信速度が220Kbpsであったり、容量制限20GB以上になると利用料金が月額4000円超えとなってしまったり……と、なかなか手頃なプランが見つからないのだ。

私が調べたところ、容量無制限で公式発表の通信速度が「ある程度」確保でき、かつ価格を抑えたデータ通信専用SIMカードとなると、DTIの「SIM データプラン ネットつかい放題」(容量制限なしで月額税抜き2200円)と、U-mobileの「データ専用 LTE使い放題」(容量制限なしで月額税抜き2480円)の2プランが良さげだ。しかし、ここで思わぬハードルが……。

担当編集さん「今日締め切りなんですが、進捗いかがっすか?」

いっけねー! 今日中に何とかしなければならないのだったー! 格安SIMカードの多くはコスト抑制のため、リアルショップを持たずオンラインで申し込んだ後にSIMカードを送ってくるケースが多い。特にデータ通信専用SIMカードとなると需要も少ないため、仮にリアルショップを設けている格安SIMカードベンダーでも店頭では扱っていない場合がほとんどだ。実際、先に挙げたDTIはすべてのプランでオンラインによる申込のみとなっている。U-mobileはU-NEXTのショップでSIMカードを購入できるものの……

U-NEXTの店舗スタッフさん「データ専用SIMカードはオンライン申込だけなんですよね」

私「ひいぃぃぃぃぃ!」

本日が原稿の締め切りなので、そんな悠長に待ってはいられない。急な引っ越しで当日すぐに使えるSIMカードを探す人も少なくないだろう。なんとか当日手に入る方向で進めたい。

そこで、プリペイド式データ専用SIMカード「彩」(いろどり)に目を付けた。こちらは来日した海外の人向けで、成田空港や秋葉原に設置した自動販売機で購入できるほか、U-NEXTのショップでも扱っている。ラインアップは3種類あって、使用できる期間と通信速度の制限なしで使える容量が異なる。その中に、7日間利用可能で容量制限なしのプランがある。ところが、これらプリペイドSIMカードについては、U-mobileのウェブページには料金が記載されていない。恐る恐る訊いてみると……

U-NEXTの店舗スタッフさん「7⽇間使い放題プランだと4700円ですね」

私「ひいぃぃぃぃぃぃ!」

私自身、海外でプリペイドSIMカードを使ってきた身からすると、1週間で4000円超えはちょっと高いかな、というのが正直なところだ。とは言え、最も安い7日間2GBプランでは心もとない。いやしかし、これは困った……。

本筋とは関係ないが、今回レビューに使用したレッツノートRZ8のACアダプターがこちら。LTE対応モデルは本気で外でガツガツ使いたい人向けなのだが、ACアダプターもだいぶ小さい。かさばらないようにケーブルレスのコネクターが用意されている点もありがたい

速度は多少妥協してデータ無制限プランに決める

と、ここで思い出したのが、UQ mobileのデータ専用SIMカードプランだ。こちらは毎月税抜き980円で速度制限なし3GB利用可能な「データ高速プラン」と、毎月税抜き1980円で容量無制限の「データ無制限プラン」を用意している。容量無制限なのに先ほど候補に挙げなかった理由は、データ無制限プランの場合、通信速度が送受信で最大500Kbpsに抑えられているからだ。データ高速プランの場合、通信速度は受信で最大225Mbpsに達する。

イマドキのウェブサービスを快適に使うなら通信速度は最低限「Mbps」クラスはほしいところ。とは言え、いくら高速でも「データ高速プラン」の1ヵ月3GBでは容量が全然足りないのは明らか。ということで、実際の体感速度は未知数だが送受信速度500Kbpの「データ無制限プラン」を購入することに決め、早速UQ mobileのショップで相談してみた。


2019-11-13 16:53:59



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