指やApple Pencilで直感的に操作できるiPad版Photoshop、ARコンテンツ作成ツールのWindows版Fresco、Adobeの注目の新製品をチェック

Adobeは、11月4日から6日に米国・ロサンゼルスで開催された世界最大規模のクリエイティブカンファレンス「Adobe MAX 2019」において、さまざまなデバイスとメディアに広く対応し、速度とパワーが強化された次世代のCreative Cloud製品群を発表した。

今回の「Adobe MAX 2019」では、iPad版「Adobe Photoshop」、Microsoft Surfaceに対応した「Adobe Fresco」を正式にリリースするとともに、iPad版「Adobe Illustrator」ならびに全く新しいツールである「Photoshop Camera」を発表しプレビューを公開。また、拡張現実（AR）コンテンツを創り出す新しいツールである「Adobe Aero」を紹介した。

iPad版「Adobe Photoshop」は、タブレット向けに最適化されたUIを採用し、指やApple Pencilで直感的に操作ができるほか、クラウドドキュメントへアクセスでき、PSDファイルで作業することが可能。なお、今回のリリースでは主に合成機能とワークフローに対応。今後ブラシ、マスキング、境界線の調整、被写体の選択などの機能が追加されるとのこと。

また、今年9月にiPad向けに提供開始されたドロー&ペイントアプリ「Adobe Fresco」の、Microsoft Windows版の提供を開始。当初の対応機器は、「Microsoft Surface Pro X」と「Wacom MobileStudio Pro」となる。