新品互換用パソコン バッテリー、ACアダプタ、ご安心購入!
ノートpcバッテリーの専門店



人気の検索: ADP-18TB | TPC-BA50| FR463

容量 電圧 製品一覧

スペシャル

データ活用でフィットネスクラブの経営を変えるSportip

「日本再興戦略2016」でスポーツ市場規模を2025年までに15兆円へ伸ばすと発表されるなどスポーツ産業の成長が注目されている。中でも期待を集めるのがテクノロジーを利用した市場の拡大だ。AIによるオンラインスポーツ指導ツールを提供するSportipも、スポーツ×テクノロジーの領域のスタートアップの1社である。

Sportipの高久侑也代表は、自身も幼少期から野球部で活躍し、大学ではスポーツマネジメントを学んだ。「従来の勘や経験に頼ったスポーツ指導や経営から脱却し、データドリブンに生まれ変わることで、指導者、プレイヤー、そしてスポーツ産業全体の課題を解決できる」と語る高久代表。テクノロジーでスポーツビジネスの変革に挑むSportipの取り組むについて伺った。

12年間続けた野球を断念、自身の挫折がビジネスアイデア

――Sportipのサービス内容について教えてください

Sportipは、スポーツ・フィットネス領域のトレーナーに向けてAIオンライン指導ツールを提供しています。具体的には、カメラで撮影した映像から動作の角度や角速度、距離、身体の軸などの豊富な情報を取得。AIにより自動で解析できるBtoBプラットフォームです。

短期的には個人のパーソナルトレーナー向けに提供、今後は大手ジムや24時間運営のジムにも展開ができるように実証実験を進めているところです。

現在多くのフィットネスクラブやスポーツクラブでは、データが蓄積されていません。つまり、データを活用すれば可能になるはずの、コストの最適化やトレーニングの品質向上に取り組むことが出来ない状況です。しかし、Sportipの提供するツールを利用することで、動作が撮影された映像を解析して自動でフィードバックが得られる、トレーナーの人件費削減になるのはもちろん、属人的でなく定量データに基づいた指導が可能になります。

さらに、フォローアップも容易になるため解約率の減少に貢献し、マーケティングコストも削減出来ます。

――そもそもAIオンライン指導ツールを開発するに至った背景は何でしょうか?

私自身の原体験が根底にあります。私は幼少期から野球をしていたのですが、高校の時に野球を辞めざるを得なくなりました。実は小学校の時に「胸郭出口症候群」といい、先天的な身体の歪みがあることが発覚したのです。しかし高校の時の指導者は、私の身体的特徴を考慮しない指導を続け、その結果障害が発生し、12年間取り組んだ野球を続けられなくなってしまいました。

選手の身体に合わない指導を行なうことは、選手の技術の成長を妨げるだけでなく、選手生命を縮めてしまいます。そこから「一人ひとりに合ったスポーツ指導を届けたい」という想いが生まれ、指導者を志して筑波大学に進学しました。

しかし、次第にひとりの指導者がもたらすことができる影響力の限界を感じ、より広く価値を届けるためにサービスをつくろうと、起業を考えるようになったんです。

それからは、フィットネス関連事業をするベンチャー企業でのインターンをしながら経営への理解を深め、大学では筋肉や骨格といった人の身体からスポーツマネジメントまで幅広い知識を得ていきました。そんな中、骨格等を推定する技術であるOpenPoseの論文を発見したんです。

「この技術を使えば、選手の身体に応じた指導のためのソリューションになるのでは」と気づきを得て、現在に至るツール開発が始動しました。

"結果"にこだわったプロダクトを生み出し、業界のイメージを変える。