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海面上昇を観測する衛星コペルニクス・センチネル-6A報道陣に公開

現在、地球で少しずつ進行している海面上昇。それを宇宙から正確に測定する欧州宇宙機関(ESA)の人工衛星「コペルニクス・センチネル-6A」が2019年11月15日(現地時間)、ドイツのミュンヘン近郊にある施設で報道陣に公開されました。

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コペルニクス・センチネル-6Aは、欧州宇宙機関(ESA)、NASAなどが共同で行う海面変動観測計画「センチネル-6」で打ち上げられる2機の人工衛星の第1弾。

これまでの人工衛星による観測で、海面は地球温暖化の影響により1993年~2018年の期間に年平均で3.2mm、2013年~2018年の5年に限ると年平均4.8mmのペースで上昇が続いています。この海面変動をより精密に測定し、データを今後の地球温暖化対策に活用しようという取り組みが、センチネル-6なのです。

コペルニクス・センチネル-6Aは、高性能なレーダーにより、地球の海面の95%にあたる範囲を数cmレベルの高精度で測定し、地図を10日ごとに作成します。海流の向きや速さ、そして海水面温度の分布を記録したこの地図データを用い、海面上昇の進行や今後の予測を行います。

欧州宇宙機関(ESA)で地球観測計画のプログラム・ディレクタを務めるヨセフ・アシュバッハー氏は「この衛星の観測データは、我々が恐れている海面上昇の進行を正確に指し示し、同時に政治的な判断を下すための重要な情報となります」と、この計画の重要性について語っています。

今後、このコペルニクス・センチネル-6Aは、打ち上げ地であるアメリカに輸送され、2020年11月にカリフォルニア州のヴァンデンバーグ空軍基地から、スペースXのファルコン9ロケットで打ち上げられる予定。スペースXがESAのミッションを担当するのは、これが初めてとなります。

もうひとつの観測衛星、コペルニクス・センチネル-6Bは2025年に打ち上げられ、2機体制でより高精度なデータを提供することになっています。