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錯視じゃないよ! 触れて聴ける3Dホログラムが作られる

音波の圧でビーズを浮かせて操作し、それをプロジェクション・マッピング。

映画『スター・ウォーズ』のシーン「助けてオビ=ワン・ケノービ」で知られるホログラムは、スタートアップ企業が軍資金を確保するための漠然とした未来的な言葉であったり、亡くなったメタル界の北島三郎を呼び戻して、より多くのコンサート・チケットを売るための手段ではなくなりました。

SFの科学技術が現実になりつつある

サセックス大学の研究者たちが、どんな角度からも見られるだけでなく、触れることもできるアニメーション3Dホログラムを開発しました。これで『スタートレック』のホロデッキが現実世界に少し近い存在になりましたね。

他所とは似て非なる研究

研究者たちは、ユタ州のブリガム・ヤング大学のエンジニアたちが開発した手法と似た方法を採用しました。

ブリガム・ヤング大学の手法は、目に見えないレーザーで空中の小さな粒子を空中に浮揚させ操作し、3Dイメージのエフェクトを作成。そこをRGBライトで照らすのです。

ですがこちらのホログラムが違うのは、レーザーの代わりに音波を発生させるところ。2つ並べた超音波トランスデューサー(変換器)を使用して、わずか2mmの大きさの軽量ポリスチレン製ビーズを浮遊させて制御するのだそうです。