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灯油配送回数を48%削減したIoT、自家幹細胞で脳梗塞治療――札幌でピッチコンテスト

経済産業省北海道経済産業局とNEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)は2019年10月16日、ビジネスプランコンテスト「"NoMaps NEDO Dream Pitch" with 起業家万博」を札幌市のACU-Aにて開催した。このコンテストは、優れた技術シーズやアイデアを基に事業化を目指すスタートアップの支援を目的としたもの。全国から12チームが参加し、灯油の残量センサーで配達コストを削減するサービスを発表したゼロスペック株式会社が最優秀賞とNICT賞をダブル受賞した。

本ピッチ本番へ向けては、2019年6月17日~8月21日までビジネスプランを募集し、一次審査を通過したチームには、集合研修と個別メンタリングを実施した。ピッチコンテストの優秀チームから「NEDO TCP 二次審査会」(2019年12月開催)および「起業家万博全国大会」(2020年3月開催)への進出チームが選ばれる。

株式会社BREAKTHROUGH、株式会社ファーストコネクト、リセットカンパニー株式会社、北海道マリンイノベーション株式会社、チーム:LINAS、ゼロスペック株式会社、株式会社MILE SHARE、株式会社RAINBOW、ティ・アイ・エル株式会社、株式会社FP-MYS、5ミリ雪プロジェクト、株式会社RESAの全12組の参加チームが行なった各7分のピッチを模様をお届けする。

林業専用の位置情報共有プラットフォーム「Soko-coフォレスト」

林業は非常に危険な職業で人手不足も深刻だ。林道は細く、見通しも悪いため死傷事故が起こりやすい。森の中は通信圏外エリアも多く、救出が遅れることもある。株式会社BREAKTHROUGHは、林業の安全性や業務効率を向上するため、木や土場の状況、危険情報などの情報をカスタムマップで共有する林業専用ICTプラットフォーム「Soko-coフォレスト」を開発。危険な場所に接近すると警告する機能やメッセージ機能、電波の届かないエリアでも位置情報を把握できるGPSレシーバーにより、重大事故の防止と作業の効率化を図る。

プロの口コミで歯科が探せるサービス「プロレコ」

株式会社ファーストコネクトは、歯科従事者からの口コミで歯科が探せるサービス「プロレコ」を紹介。一般患者からの口コミは、疾患の状態や治療内容に個人差があり、歯科医師の腕まではわかりにくい。プロレコは、歯科衛生士などの歯科従事者からの口コミに限定することで、本質的な技術を評価できるのが特徴だ。口コミを集めるのが難しそうだが、同社はもともと歯科業界の人材紹介事業を全国で展開しており、ターゲットのユーザーのみに集中して広告を露出することで情報を収集できているとのこと。

太陽光発電パネルを除雪するロボット

豪雪地域は地価が安いため、太陽光発電所が多く設置されているが、太陽光パネルに雪が積もると発電効率が下がり、雪が降らない地域に比べて最大20%の収益が減少する。そこでリセットカンパニー株式会社は、太陽光発電パネルを自動車のワイパーのように自動でクリーニングするロボットを開発。センサーで雪を感知し、真夜中に雪が降っても無人で除雪できる。現在、青森県、鹿児島県と販売契約を締結済みだ。

ガゴメ昆布の養殖技術で高品質フコイダンを安定供給

フコイダンの原料・ガゴメ昆布の養殖技術

北海道マリンイノベーション株式会社は、北海道大学大学院水産化学研究員の技術シーズをもとにした北大発ベンチャー。北海ガゴメから抽出した高品質フコイダンを販売するヘルスケア分野と、北大ガゴメの養殖の2つの事業を展開している。ガゴメ昆布から抽出されるフコイダンは、アレルギー抑制作用、皮膚の保湿、再生促進作用などが明らかにされているが、ガゴメ昆布の激減により原料費が急騰しているのが課題だ。同社は、北大など研究機関と連携して海藻の養殖技術を開発し、高品質フコイダンの安定供給を実現する。

軽量かつ安価な教育・メイカー向けAIアクセラレータを開発

500円のAIアクセラレータ「FPGA2Iシールド」

チーム:LINASは、組み込みマイコンArduino専用のAIアクセラレータ「FPGA2Iシールド」の事業計画を紹介。現在のAIはクラウドベースが主流で、エッジ側で学習・推測する製品は少ない。その原因は、AI学習・推測のソフトウェアの負荷が高く、既存のエッジ用ハードウェアでは5~10Wの消費電力を必要とするためだ。FPGA2Iシールドは、FPGAによる処理支援により、ニューラルネットワークに比べて処理速度を10倍高速化し、消費電力を1Wまで削減。価格も500円に抑えた。教育関係や個人のメイカー向けに2020年3月にパブリックベータを公開し、来夏には販売を開始する予定。将来的には、産業用IoTとしての展開を目指しているとのこと。

寒冷地の灯油難民問題をIoTで解決!