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Intel、Appleへのモデム事業売却は不本意だった~Qualcommへの恨み節語る

10億ドル(1,090億円)でスマートフォン向けモデム事業をAppleに売り渡したIntelですが、巨額の事業売却だったにもかかわらず、Intelにとっては不本意だったようです。Qualcommの控訴審に対する、Intelの陳述書から明らかとなりました。

泣く泣くAppleに事業を売却

泥沼の法廷闘争が予期されていたAppleとQualcommは、最終的にApple側が折れる形で電撃的な和解に漕ぎ着けました。しかし、梯子を外されたIntelにとっては溜まったものではありません。

FTCの取り決めに対するQualcommの控訴審で、Intelは陳述書で「Qualcommによって競争を阻害された」とFTC支持を表明、泣く泣くAppleにスマートフォン向けモデム事業を売り渡したと述べました。

自社ブログで「我々は何十億ドルも投資し、何千人も雇った。2社を買収し、世界レベルの製品を発明した」と語り、iPhone11にも同社の技術が使われていると強調しているように、Intelにとってモデム事業の売却は不本意だったに違いありません。

先述の控訴審でも、IntelはAppleへの事業売却によって、数十億規模の損失を出す羽目になったと述べています。10億ドル(約1,080億円)という買収額は、AppleにとってBeatsの30億ドル(約3,240億円)に次ぐ規模でしたが、Intelにとっては納得の行く額ではなかったということなのでしょう。

Qualcommに体力を奪われた

なぜ金のなる木と分かっていながら、Intelはスマートフォン向けモデム事業から撤退し、Appleへ売却する羽目になったのでしょうか。

Intelは「健全な競争への過程で、人工的かつ乗り越えられない障壁がQualcommの計画によって作られた」とことで、市場から撤退を余儀なくされたと述べています。

つまり、Qualcommによって不当な競争に晒され体力を奪われていき、開発でも後手を踏むようになったというわけです。実際、Appleが5G対応のスマートフォンを他社に先駆けてリリースできなかった理由は、Intelのモデム開発が遅れたことが原因とされています。