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ネットがない田舎の救世主、「無線インターネット」ってどんな仕組みなの?

インターネット界で静かな存在の無線インターネット。

一般的な有線のインターネットは自宅まで光ファイバーがひかれ、自宅の中へとコードが入っていきます。そこにWi-Fiルーターを取り付けたり、あるいは直接コードをパソコンに差し込んでインターネットを使っていますよね。

しかし、無線インターネットは自宅まで有線ではなく、無線でインターネットが飛んでくるテクノロジーなんです。

世界中で、何百万もの人たちが毎日使っていますが、あまりメジャーではありません。

無線インターネットとはどんなもので、どういう仕組みになっているのでしょうか?

あまり知られていないこのテクノロジーについて詳しく見ていきましょう。

無線インターネットの仕組み

無線インターネットとは、光回線や4Gや衛星インターネットが使えないときのテクノロジーであり、田舎でインターネット回線にアクセスするための最終手段なのです。

そんな場所に住む人たちのもとに、インターネットが送受信塔からシグナルが届けられるのです。

ルーターと特定の無線インターネットの送受信塔との間でシグナルがやりとりされます。

送受信塔は無線インターネットサービスプロバイダー(WISPs)に管理され、僻地をできるだけカバーするよう戦略的に設置されています。

無線ブロードバンドとは?

有線インターネットがない、モバイルインターネットも存在しないか速度が遅すぎる時に無線インターネットの登場となります。

ある地域に無線インターネット回線を設置することになると、設置会社は町の高地に送受信塔をいくつか建てます。

契約した個人や企業の顧客からのデータは、それらの送受信塔を通じて送受信されます。

つまり、送受信塔はインターネットに接続していなければならないわけです。

もしその地域がそれほど田舎でなければ、送受信塔を光ファイバーケーブルに接続することができるでしょう。そのほうが、地域全体を有線でつなぐよりもコストも安く便利ですから。

あるいは、送受信塔がケーブルに接続できないときには、近くにある別の送受信塔へデータを送るという方法もあります。このように、WISPにたどり着くまで送受信塔の間でインターネットのシグナルのやりとりを続けることができます。

顧客のほうは自宅に機器を備えてシグナルを送受信します。ときには長距離ルーターを使うこともあります。

送受信塔がはるか遠くにある場合には家の外に受信機を設置します。この受信機はテレビのパラボラアンテナと似たようなものです。

このようなインターネット回線は「fixed wireless internet(固定無線インターネット)」と言われます。

なぜなら、固定されている2カ所間のデータ通信だからです。家や職場は移動しないので、そこに設置されたアンテナは固定されていますよね。

また、このインターネット回線はシグナルの送受信をラジオに依存しているので「radio frequency internet(ラジオ周波数インターネット)」と呼ばれることもあります。

WISPを使っている人はどのぐらいいるの?
大部分の人は、有線のインターネット回線を使っていることでしょう。みなさんおなじみの頼れるタイプですね。

でも、WISPは、インターネット回線を持つことがぜいたくではなく必須となりつつある社会でも存在価値はあるのです。

PreseemはアメリカでWISPを使っている人は400万人、つまり全人口の約1パーセントだと報告しています。

また、この数字は2021年までには2倍になるかもしれないとも述べています。

アメリカ全人口と比べると微々たる数字ですが、WISPは、それがなければインターネットへのアクセスがまったくない400万の人たちにインターネットを提供しているのです。

無線インターネット回線の速度は?

WISPの速度は光ファイバー回線ほど速くはありませんが、うんざりするほど遅くもありません。

Test Internet Speedによると、WISPの接続のスピードは1〜15Mbpsの間だそうです。

OpenSignalによると、シンガポールでの最速4Gの平均スピードは44.31Mbps。田舎で1〜15Mbpsはそんなに悪くないですよね!

無線インターネットのメリット

無線インターネット回線は、有線を引かずとも町全体を接続することが可能です。

WISPにとって必要なのは、せいぜい送受信塔へのケーブルぐらいでしょう。

有線で繋がれた送受信塔が、無線インターネットの受信機を持つ家や職場の間のシグナルを送受信します。

また、無線インターネットのデータプランは、定番の光回線のものよりもお得な傾向にあります。

WISPが地元に根ざしているという特徴や競争が激しいがゆえに、顧客は低料金で多くのデータ通信ができます。

つまり、データ通信量の制限を定めて高い料金を取る独占的な1社が存在しないということなんです。ちなみに、WISPの携帯電話プランもお得なことがあります。

無線インターネットのデメリット

WISPの主なデメリットは、送受信塔には受信機への直接見通し線が必要だという点です。

もし送受信塔と受信機の間に何か邪魔になるものがあったら、シグナルの質が落ち速度が遅くなることもあります。それゆえに、人口密度の高い地域には向いていないのです。

また、無線ブロードバンドには雨の影響もあります。雨が降れば降るほど速度はぐっと遅くなる可能性があります。

無線インターネットを最大限に利用するには

世界的に見れば無線インターネットはそれほど使われていないのですが、それを唯一のインターネット回線として使っている人たちは何百万といるのです。

無線インターネットがどういうものか、そして田舎に住む人たちがどのように利用しているかがおわかりいただけたと思います。