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アップル、キーボード欠陥めぐる集団訴訟の出口見えず。「無償修理しても同じ欠陥キーボードに交換される」

2015年の12インチMacBookからMacBookシリーズに採用されたバタブライ式キーボードには欠陥があるとして米カリフォルニアにて集団訴訟が提起されてから、約1年半が経過しました。

そして3日(米現地時間)、アップルが求めていた集団訴訟の却下が裁判所に拒否され、今後も訴訟が続くことが決まりました。原告集団は、アップルがバタフライ式キーボードが故障しやすいことを知っていながら隠していたとして、無償の修理や本体の交換ないし払い戻しに加えて、懲罰的な損害賠償も請求しています。

裁判を担当するエドワード・ダビラ判事は、アップルが提供している無償修理プログラムが設計上の欠陥に対する「効果的な修正」になっていないとする原告の主張を認めるか、ないしは顧客が自己負担で修理した費用を完全に補償しなければならないと述べています。

本訴訟の対象となっているのは、厳密には2015年に製造された12インチMacBookおよび2016年製造のMacBook Proです。これらのバタフライ式キーボードは、訴状では「少量のほこりやゴミが入り込むとスイッチ動作を妨げ、キーストロークが認識されなくなる設計」と述べられています。

法廷の外でも同様の苦情を訴える声が多数あり、アップルはキーボードに新素材を採用するなど改良を繰り返してきました。しかし第3世代にいたるも同様のトラブルが報告され、アップル広報は公式に謝罪したこともあります。現在までに発売されたバタフライ搭載モデルは、すべて無償修理プログラムの対象となっています。

しかし原告集団の顧客らは、アップルは同じ問題を抱える交換用キーボードをたびたび提供してきたため、現在の無償修理プログラムでは不十分だと主張しています。実際、「改善された新世代キーボードに交換してもらえない」との不満の声も上がっていました。

原告側の弁護士ベンジャミン・ジョンズ氏は、この決定に満足しており、訴訟を進めることを楽しみにしていると述べています。一方アップルは、記事執筆時点ではロイターからのコメント要請に応じていません。

11月に発売された16インチMacBook Proでは、ようやくバタフライ式からゴミやほこりを掃除しやすい新型シザー式キーボードへと切り替えられました。薄くて美しいデザインや、独特の打ち心地を愛する人々もいたバタフライ式ですが、アップルが再び採用することは当分なさそうです。