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IT解体屋iFixit、25周年記念の初代PlayStation(日本版)をフルオープン。シンプルな内部は修理性も好評価

12月3日でソニーのコンソールゲーム機PlayStationが25周年を迎えました。おそらく30代以上の方はリアルタイムであの頃のゲームシーンを良く覚えていることでしょう。もしかしたら使い古してお役御免になったころに分解してその中身を見てみた人もいるかもしれません。

スマホやモバイル機器の「入手即解体」がウリのiFixitは今回、初代PlayStation、それも世界で最も早く発売された日本版の解体レポートを公開しました。その中身は当時としては大容量のデータ記録メディアだったCDドライブを備え、MIPSの32bit RISC CPUを搭載、ビデオ/音声出力やS映像出力など今となってはなかなか見かけないテクノロジーを備えています。またセーブデータの保存には専用の、容量わずか128KB(1Mbit)のメモリーカードが用意されていました。

今日のモバイル機器などと大きく違うのは、パーツの交換が非常にしやすいところだとiFixitは指摘します。これは実質的に基板上のチップや抵抗、コンデンサーなどの分解が不可能に近い現在のIT機器と異なり、一つ一つのパーツが大きくシンプルで、フィリップス製のドライバーとスパッジャーと呼ばれる"へら"さえあればほとんど分解できるとiFixitは豪語しています。いくらなんでも半田ごては要るんじゃないかという気はしますが、それほどまでに当時の回路構成はシンプルで大きなパーツが多いと言いたいのでしょう。

かように異なる初代プレステと現在の機器(PS4含む)ですが、PlayStationは来年の今頃には次世代となるPlayStation 5の登場をアナウンス済みです。時代は内蔵ストレージをSSDに変え、さらに100GBディスクに対応するBDドライブを搭載する一方で、ゲームソフトのダウンロード販売も拡大しつつあります。

ゲームコンソール機とはいえども、25~26年の間にどれほど技術が進化したかを見比べてみられるだけでも、iFixitの初代プレステ解体レポートは価値あるものと言えそうです。

蛇足ですが、アナログスティック付きのコントローラーDUALSHOCKは、その最初の製品が初代PlayStationのオプションとして1997年11月に発売されました。しかし、PlayStationの最初のスティック付きコントローラーは1997年4月に発売された「アナログコントローラー」で、これはDUALSHOCKとほぼ同じ形状ながらグリップ部分がやや長くなっており、オプションとして販売されていた「アナログジョイスティック」互換のコントローラーという位置付けでした。