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iPhone 11 Proがユーザーの意図しない位置情報を収集。アップルが認める

アップルのiOS 13では、アプリやサービスごとに位置情報の収集をオフにできる機能が用意されています。しかしセキュリティ研究者は、iPhone 11 Proではユーザーが位置情報をブロックしていても、断続的に情報を収集し続けている場合があると報告しています。

アップルはこの指摘を認めるとともに「想定された動作だ」と回答しています。セキュリティ研究者のKrebsOnSecurity氏は、実際にその現象が起こっている動画を作成し、11月にアップルに報告したと述べています。そこでは個別のアプリとシステムサービスについて位置情報の共有をオフにしても、メインの「位置情報サービス」をオンにしておくと、ステータスバー上に矢印が表示、すなわち位置情報サービスが有効になっている様子が記録されています。

アップルの「位置情報サービスとプライバシー」ポリシーには「位置情報サービスがオンの場合、この公衆Wi-Fiアクセスポイントや携帯電話基地局の位置情報のクラウドソースデータベースを更新するために、(デバイスでサポートされている場合)近くの公衆Wi-Fiアクセスポイントや携帯電話基地局のジオタグ付きの位置情報が、匿名の暗号化された形式でiPhoneからAppleに送信されます」と記載されています。つまり、ステータス上の矢印は「アップルに位置情報が送信されている」ことを示すわけです。

しかし同ポリシーでは「位置情報サービスはいつでも無効にできます」と書かれており、無効にする方法も説明されています。KrebsOnSecurity氏はその手順を実践しており、それでもなお位置情報が送信されているのは矛盾していると言えます。

これに対してアップルのエンジニアは、「実際のセキュリティへの影響は確認できません」「位置情報サービスが有効になっている場合、ステータスバーに位置情報サービスのアイコンが表示されるのは想定された動作です。このアイコンは、設定にスイッチがないシステムサービスに対して表示されます」と回答したとのことです。

この回答は、ユーザーが位置情報の収集を認めるかどうかを選択できないシステムサービスがあると示唆することに他なりません。さらには、iOS 13ではユーザー自らが位置情報をきめ細かく制御できるというアップルのプライバシー保護の主張にも反しかねないと言えるでしょう。

なおKrebsOnSecurity氏は、最新のiOSを搭載したiPhone 8ではこの動作は再現できなかったと報告しています。iPhone 11 Proのハードウェアに由来する未知の不具合があるのか、それともアップルが意図した動作なのか、今のところ不明です。

KrebsOnSecurity氏の再度の質問に対して、アップルの回答はなかったとのことです。続報がありしだい、本誌でもお伝えする予定です。