SpotCam Panoは180度の広角レンズでフルハイビジョン(1920×1080ピクセル)対応。赤外線LEDを12個搭載。暗い環境では自動点灯し消灯後の室内でも撮影が可能。H.264圧縮方式を採用し帯域幅が狭くても綺麗な高画質の動画再生ができる。ユーザーには24時間のクラウド録画が無料サービスされ時間をさかのぼって閲覧できる。動作と音声検知機能を持ち、撮影場所で変化があればユーザーにお知らせや、現場写真を添付したメールを自動送信できる。もちろん撮影ログデータはSNSや家族間、友人間で共有も可能だ
四半世紀の時が経過して、普通の人には全く手も足も出なかった難解なインターネットカメラの世界も、ネットワークの高速化と低価格化、そしてスカイプが衝撃を与えた「P2P技術」のお陰で急激に進化した。
そしてレガシーだけど、社会では普及率の高いCCTV(closed‐circuit television)や昨今のスマートフォンカメラ技術やクラウドストレージの概念を取り込んでますます成長している。
広角180度のSpotCam Panoは極めてコンパクトなパッケージで配送されてきた
今回ご紹介するのは、台湾に本拠をおくSpotCamのクラウド録画対応の180度パノラマネットワークカメラだ。クラウド録画なので、公開・非公開を管理して、仲間内で共有することも、広く一般に公開して、より多くの人に見てもらうことも可能だ。
同梱物はSpotCam Pano本体(専用ブラケットスタンド付き)、ACアダプター、給電用USBケーブル、壁面取り付けネジ、保証書、取説、クイックスタートガイド、プロモーション・デカール
パッケージはグローバル仕様だが、取説、保証書、アプリなどは全て日本語化されている。国内ではP2Pカメラで最大級のシェアを持つ「スマカメ」のプラネックスコミュニケーションズが販売、サポートサービスをする。
パッケージ内には、SpotCam Pano本体(専用ブラケットスタンド付き)、ACアダプター、給電用USBケーブル、壁面取り付けネジ、保証書、取説、クイックスタートガイド、SpotCamのプロモーション・デカールが同梱されている。
小さいが安定性が良く撮影時にフレキシブルな姿勢を撮りやすいブラケットスタンドと一体型のSpotCam Pano
付属のUSB ACアダプターから給電を受ける
ブラケットスタンドは360回転し、大きな仰角から俯角まで自由に姿勢を変更できる
SpotCam Panoは、専用ブラケットスタンドで設定位置や角度を変更してフォーカスポイントを360度自由に選択可能だ。180度の広角レンズでフルハイビジョン(1920X1080ピクセル)対応だ。本体前面には赤外線LEDを12個搭載、暗くなると自動的に点灯する為、暗い室内での動画撮影も可能だ。
そして従来のMotion JPEGやMPEG-4のカメラと異なり、H.264圧縮方式を採用し、帯域幅が狭くても綺麗な高画質の動画の再生が実現できる。ネットに接続したパソコンからスマホまで多くの機器から快適に綺麗に動画再生をビューできるのが特徴だ。
再生系に関して最先端を行くSpotCam Panoは、導入作業も極めて簡単だ。既にSpotCamの製品ユーザーなら、新たにSpotCam Panoを新しい仲間として加えるだけ。SpotCam Panoから初めてユーザーになったのなら、アカウント登録から行なう。
クラウドストレージによる録画サービスなのでまずアカウント設定は必須だ(無料)
既にアカウントを持っているか、アカウント取得が終われば、次はSpotCamの登録(追加)を行なう
SpotCam PanoをスマホやPCとAPモードで繋いで設定が終われば、次は自宅や職場のWi-Fiアクセスポイントを選択、SpotCam Panoは再起動して指定したWi-Fiアクセスポイントと繋がり設定は終了だ
まずはアカウントを取得しよう
パソコン上でブラウザを使っての導入作業も、スマホでの導入作業も基本的には同様だ。今回はパソコンで同社のウェブサイトにアクセスして新しいSpotCam Panoを追加してみた。筆者は既にSpotCamのユーザーなので、ログインして「SpotCamの追加」を選択する。続いて表示されるSpotCamのラインナップの中から「SpotCam Pano」を選択。AP(Access Point)モードでまずはSpotCam Panoとダイレクトに接続し、続いて、今度はSpotCam Panoが再起動して指定したWi-Fiルーターに接続されれば設定作業は終了だ。
筆者は、SpotCam PanoをBluetoothスピーカーの上に仮置きして設定作業を継続していた
筆者は、SpotCam PanoをOlasonicのBluetoothスピーカーの上にのっけて無造作に前方を撮影する格好で放置していたが、すぐにパソコン画面上に今SpotCam Panoが見ているシーンが再現された。
2019-12-06 20:26:04