ほぼ自宅に引きこもりがちながら、モバイルPCを何台も買っていて矛盾にもほどがある筆者が、新たにお迎えしたAcerのSF515-51T-H58Y/B (Swift 5)のレビューをお届けします。ちなみに今年に入ってから、Surface Laptop 2と12インチMacBookも買っているので3台目です。
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なぜ重度のモバイラーでもないのにモバイルPCを何度も買うのかといえば、コレ1台で満足できるというデバイスに出会えていなかったからです。
その一方で、3年前に買った15インチMacBook Proは今なお家でのデスクワークにて現役で、主役の座を譲ろうとはしません。処理速度も画面の広さも必要にして充分、トラックパッドの操作も便利というか依存性があり(筆者個人の見解です)コレしかあり得ない。
しかしモバイルPCは、どれも微妙にコレジャナイ。ただ画面が広い、重量が軽い、アプリの動作が快適かだけではなく、リュックに入れたときの背負い心地や、行きつけの場所の机に置いたときの使いやすさなど、評価軸のパラメータが多いということでしょう。
そうした筆者の小うるさいニーズを満たしたのが、Swift 5でした。14型級のボディに15.6型IPSフルHDディスプレイを搭載、それでいて1kgを切る驚異の軽さ。矛盾しそうな「大きくて軽い」の両立は極小ベゼルにより実現され、いかにも今どきのマシンです。
スペックは、プロセッサーにWhiskey Lake世代のIntel Core i5、メモリ8GB、NVMe SSD(512GB)、OSは64bit版のWindows 10 Home、そして10点タッチ対応。本体サイズは画面なりにデカいとはいえ薄型で、いかにも日本で好まれそうなタイプです。これがアマゾン価格で約9万7500円......に2割引クーポンで約7万8000円(11月3日当時)。誰だって買うでしょう?
なぜこれほどの逸材が、ノートPC市場の覇権を握っていないのか。おそらく、それはAcerのPCが日本では今ひとつメジャーになりきれていない(いいモバイルPCを何台も出しているのに)のと、本体色がチャコールブルーのみで華がないことではないのでしょうか? マグネシウム合金のボディは軽さと堅牢さを備えているが、一昔前のネットPCのような「実用品」然としています。店頭で目立ちませんよね。
2019-12-07 02:05:41