Googleが「Android TVをAndroid 10ベースにアップデートした」と公式ブログで明らかにしました。さらに、その中で「次世代Android TV」の開発に触れ、次世代Android TVの設計のために開発者向けの専用機器「ADT-3」を発表しました。このアップデートは、Android 10で活用されているProject Trebleによる更新の高速化と、TLS 1.3対応によるパフォーマンスの向上とセキュリティの強化が中心。新機能の追加など、目に見えて大きな動きが今回のアップデートにみられないのは、Googleが「次世代Android TV」を開発中だからだと、技術系メディアのThe Vergeは指摘しています。
今回発表されたAndroid TVのアップデート記事の中で、「次世代Android TVデバイスの設計のため」として、Googleは「ADT-3」という開発者向け機器を発表しました。ADT-3はクアッドコアARM Cortex A53CPU、2GBDDR3メモリ、HDMI2.1ポートを備えており、60FPSで4K HDRコンテンツを出力する機能を有しており、開発者がアプリをビルドしてテストするためのハードウェアです。Googleが公開したADT-3の外観が以下。
XDA-Developersが入手したリーク情報によると、ADT-3はASUSの子会社であるAskeyによって製造されます。この件について報じたThe Vergeは、「次世代Android TVはGoogle以外の会社が『自社ブランド』として販売する権利を購入できる『ホワイトラベル』として販売される可能性がある」と報じています。
2019-12-10 19:37:37