2要素認証でのコード番号の通知や、企業などからの通知・連絡に使われるSMS。電話番号だけで送信できる利便性の一方で、フィッシング詐欺に用いられることも多くあります。送信側も電話番号しか表示されないうえ、サービスによっては毎回ランダムな番号から送信されることもあり、中にはメッセージの真贋を判別するのが難しいものがあるのも実情です。
これを解決するため、GoogleがAndroidのメッセージアプリに、認証済みSMSの導入を発表しました。
これは、事前にGoogleによって認証された企業からSMSが送信された場合、メッセージアプリ上に企業ロゴや認証済みのバッジが表示されるというもの。少なくとも、これが表示されているなら、フィッシングのメールではないことがすぐにわかります。
一部の国では、メッセージでRCSが利用可能となっていますが、認証済みSMSはRCS上でも動作するとのことです。
なお、認証済みSMSはすべての国で利用できるわけではなく、まずは米国、インド、メキシコ、ブラジル、英国、フランス、フィリピン、スペイン、カナダの9か国で導入され、徐々に利用地域が増えていく予定です。
このほか、SMSのスパム検出機能を米国にも拡大すると発表しています。これは、Gmailのように、メッセージにスパムの疑いがある場合には、それの警告を表示するというもの。一部の国では以前から提供されていました。
2019-12-13 03:43:48