ネット上のフェイクニュース対策は、Googleを始めとして大手ネットサービスが力を入れているところです。当然、Facebookもファクトチェックを強化していますが、今度はそれをInstagramの投稿にも拡大すると発表しました。Instagramでのファクトチェック機能は、5月にテストが伝えられていたもので、それをグローバルに展開するとのことです。
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Instagramのファクトチェックは、サードパーティのファクトチェッカーがコンテンツの評価を行います。これはFacebookで行われているのと同じ方法です。フェイクと判断されたコンテンツには、ラベルが付加されるほか、発見タブとハッシュタグから除外され、検索されにくくなります。また、画像マッチング技術を使用し、フェイクと判断された画像がFacebookに共有された場合にも、フェイクラベルが追加され、逆にFacebook上でフェイクと判断されたコンテンツがInstagramに共有された場合でも、やはりラベルが表示されるとのこと。
ただし、Facebookの場合と同様に、政治家の投稿に関してはファクトチェックは実施されないようです。
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なお、サードパーティのファクトチェッカーは国ごとに違うのですが、残念ながら日本にはファクトチェックを行うパートナーがいないとのこと。このため、日本でのコンテンツに関しては、今回の機能は働かいと考えられます。それでも、虚偽の情報を見つけた際には、メニューから報告することは可能です。
2019-12-17 01:06:29