今度、日本語を話さない外国人と話したい場面があったら、スマホを使うといいでしょう。
先日Googleは、iOSとAndroidのGoogleアシスタントの「通訳モード」を発表しました。
この機能は、外国語を話す人と普通に会話ができるようになるもので、あなたと会話相手の両方が話していることをリアルタイムで翻訳します。
Googleアシスタントに搭載されるものなので、スマホに翻訳アプリやその他のアプリをインストールする必要はありません。
「通訳モード」を使うには?
「OK Google、私のドイツ語/フランス語/イタリア語の通訳になって」や「OK Google、英語を話すのを手伝って」とスマホに話しかけると、Google翻訳を起動し(この機能が使えるスマホであれば)、会話を聞いて通訳を始めます。
現在「通訳モード」が使えるのは以下の言語です。
「通訳モード」が使える言語一覧
アラビア語
チェコ語
デンマーク語
オランダ語
英語
フィリピン語(タガログ語)
フィンランド語
フランス語
ドイツ語
ギリシャ語
ヒンディー語
ハンガリア語
インドネシア語
イタリア語
日本語
韓国語
北京語
ノルウェー語
ポーランド語
ポルトガル語
ルーマニア語
ロシア語
スロバキア語
スペイン語
スウェーデン語
タイ語
トルコ語
ウクライナ語
ベトナム語
Googleは、ラスベガスのシーザーズ・パレスやサンフランシスコ空港のハイアットリージェンシーなど、いくつかのホテルのコンシェルジュやフロントデスクで、Google Home端末やスマートディスプレイを使って、この機能を試験運用しています。
これまでGoogle翻訳で使えていた「会話モード」の機能と似ているかもしれませんが、さらに少し滑らかになっています。
私は「会話モード」をよく使っていましたが、この機能をうまく使うには、会話をする時はどちらか一方はできるだけ黙っていた方がよかったり、できるだけ簡単な言葉を使った方がいいでしょう。
これまでAIの音声書き起こしツールを使ったことがある人は、ツールには限界があることを理解していると思います。
人間ではなくパソコンが翻訳をしているのですから、パソコンが翻訳しやすいようにすれば、それだけうまく翻訳をしてくれます。早口でしゃべったり、複雑な言い回しをしたり、騒音がうるさい場所で話したりしたら、望ましい結果は得られません。
限界はあっても、レストランでの注文や、電車を逃してしまった後にやるべきことの理解などは、はるかに簡単になるでしょう。
2019-12-17 20:30:12