プログラミング言語というものは、英語や数字の羅列で書かれていることがほとんどで、知識が無ければ何が書いてあるのかさっぱり分かりません。漢文風プログラミング言語「文言」は、古代中国で用いられていた文語体でプログラムが書けるというちょっと変わったプログラミング言語です。
文言にはオンラインエディタが用意されており、以下のURLから簡単なコードを書いて実行することが可能です。
オンラインエディタにはいくつかサンプルコードが用意されています。試しに、プログラミング言語の入門書でよく用いられる「Hello, World」のようなテキストを出力するコードを確認してみます。まずはプルダウンを選択。
「Hello, World」ではなく「問天地好在。」というテキストを出力するコードが表示されました。プログラミング言語というのは半角の数字や英語の羅列であるイメージが強いので、全角の漢字が並ぶ文言はとてもプログラミング言語には見えません。「レ点」のようなものはありませんが、漢字の意味からなんとなくコードの内容が伝わってきます。
文言はコンパイラによりJavaScriptのコードへコンパイルされます。上記のコードをJavaScriptにすると以下の画像のようになりました。
文言はコンパイラによりJavaScriptのコードへコンパイルされます。上記のコードをJavaScriptにすると以下の画像のようになりました。
また、並び替えのアルゴリズムの一種であるクイックソートを文言で書いたプログラム例など、ちょっと複雑なサンプルコードも用意されていました。例えば、以下は「充「己」以五。以三。以二十。以八。以三十五。以七百。」、つまり5・3・20・8・35・700という数字を小さい順に並べ替えるプログラムとなっています。
2019-12-18 04:51:28