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合成DNAを埋め込み、自らのクローンを作成するうさぎのフィギュア(スイス研究)

妙な話だが、あなたからはらりと落ちた髪の毛やまつ毛、フケやらにだって、そこにはDNAというあなたの設計図が入っている。

これと同じくことを無機物でやってしまった研究者がいる。素材に合成DNAを埋め込むことで、オリジナルのほんの断片からでも全体を復元することができる3Dうさぎフィギュアを完成させたのだ。

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DNAという超大容量情報保存システムを応用

自然とは天才的なもので、これまで人類が発明してきたあらゆる情報保存デバイスよりもはるかに優れたシステムを編み出した。それがDNAだ。

この高密度な情報保存システムは、たった1グラムの中に215ペタバイト(2億1500万ギガバイト)ものデータを保存できる。そのうえ、条件さえよければ数百万年の時間にも耐えることができるほど堅牢だ。

超大容量・超高耐久性を誇るDNAをヒントにして、情報保存テクノロジーを開発しようと試みる科学者がいるのもうなずけるだろう。これまで、本700億冊分をDNAに書き込んだ研究や動画をバクテリアのDNAに書き込んだ研究などが発表されてきた。

「モノのDNA」――熱可塑性ポリマーに合成DNAを封入

今回、チューリッヒ工科大学の研究グループが考案したのは、モノのインターネットならぬ「モノのDNA」と呼ばれる保存システムだ。

同グループは「スタンフォード・バニー」というウサギのCGを作り出し、コード化された設計図をDNA分子に書き込んだ。これを保護用のシリカビーズ内に封入し、さらに熱可塑性ポリマーに組み込む。

こうして出来上がったDNA入りポリマーを使って、3Dプリンターでスタンフォード・バニーを印刷するのだ。

印刷されたウサギのフィギュアには自分自身の設計図であるDNAが備わっている。フィギュアからほんの断片を採取し、そこに含まれるDNAを解読すれば、まったく同じクローンバニーを複製することができる。


2019-12-19 05:02:07



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