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画面やマウスに手を伸ばさなくていいから入力が快適──タッチパッドにもなる進化系キーボード「mokibo」を試した

Engadgetの読者であれば、スマートフォンやタブレットに外付けキーボードをペアリングして何かしらの作業をしたことがある、という人は少なくないでしょう。でも、テキストを入力しているときはスマートに作業できても、ホーム画面に戻った後のアイコンタッチやウィンドウ内の遷移などの際に、いちいちディスプレイに手を伸ばさなければならず、「イラッ⭐︎」ときたことはないでしょうか。

わたしはあります。

マウスを持ち歩こうかと思ったこともありますが、それではタブレットの軽快さが失われるため、負けたような気がしていました。

Makuakeでプロジェクトが行われていた「mokibo」なら、そんな悩みを解消してくれます。なんと、キーボードなのに、タッチパッドとしての機能も併せ持つのです。

幅260×奥行き130×高さ7.5(mm)というサイズ感で、見た目は「板かな⁉︎」と勘違いしてしまうほど、かなり平らなキーボードですが、キーボード背面に80のタッチセンサーを搭載しており、左右いずれかのクリックボタンに触れた状態でキーボード上に指を滑らせると、iPadのディスプレイにカーソルが現れ、マウス操作ができるようになるのです。

スクロールしたいときには、クリックボタンに触れた状態で2本の指をキーボードの上で滑らせます。通常のカーソル操作はスムーズなのですが、スクロールの反応がやや鈍い様子。コツをつかむ必要がありそうです。

iPadでマウス機能を使うには設定が必要

Bluetooth接続となる本機。Android端末なら標準でマウス機能をサポートしているので、ペアリングするだけでタッチパッド機能が使えますが、 iPadでこの操作を行うには、OSをiPadOS (iPhoneであれば、iOS13以降)にアップデートしたうえで設定 アクセシビリティ タッチ Assistive Touchをオンにする必要があります。

▲iPadでタッチパッド機能を使うには[設定]-[アクセシビリティ]-[タッチ]-[AssistiveTouch]-[AssistiveTouch]を[ON]にする必要がある

キー構造はパンタグラフ方式。キーストロークは1.5mmあるとのことですが、若干「ぬるっ」とした印象です。また、わたしはキートップに刻印されているアルファベットを拾って日本語を入力するローマ字入力ではなく、かなを拾って入力していくかな入力派のため、キーボード右側に集中しているカギかっこや「む」「へ」「ろ」「ー」「゛(濁点)」「゜(半濁点)」を入力する際に、慣れが必要だと感じました。

とはいえiPadに接続して使ってみると、OSが新しくなったことでPC同様にSpaceキーだけでなく、Tabキーでも変換できるようになったこと、またShiftキー+カーソルキーで変換候補を一気にジャンプできるようになったこともあり、これまでほとんどPDFの閲覧や校正、イラスト作成、手書きメモ作成などにしか使っていなかったiPadがテキスト入力マシンとしても使いたくなってきました。

また、ダブルタップで単語を、トリプルタップで1文を、クアドラプルタップ(4回タップ)で1段落を選択することも可能になっています。

もちろん、前述の機能はOSに付随するため、mokibo以外のキーボードでも変わりなく使えますが、mokiboのメリットは、これ1つでタッチパッドとしても使えるということ。手のひらの付け根(手根)をテーブルなどにつけた状態でテキスト入力していたのに、アイコンやボタンを操作したいがために、わざわざ重い腕を上げる必要がない、というのは快適そのものです。

キーボードレビュー時のお約束のように、この原稿自体もmokiboを使って書いています。少しの戸惑いはありますが、それでもタッチタイピングはほぼ可能。今流行りの(だがしかし、キー配列が変則的な)UMPCと組み合わせても良さそうです。

実は、mokbioにはもう一つのメリットがあり、それはこれ1台で3つの端末とペアリングできること。切り替えは、Fnキー+F1またはF2、F3キーを組み合わせて行います。mokbio自体も約245gととても軽いので、ほとんど「持ってきた感」なし。それで、テキスト入力作業が捗るのですから、これはもう「買い」でしょう。ちなみにバッテリーは充電式です。


2019-12-21 17:42:02



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