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「指定した場所に近づくとスマホに買い物リストを通知する」仕組みを作ろう

こんにちは。Azure MVPの松本典子です。令和元年も残すところあと少しとなりました。この時期は年末の準備などでいつもより買い出しも多くなり、それに伴って買い忘れも増えたりしませんか?

私自身「買い忘れ」をよくしてしまうのもあり、今回はそのような「うっかり」を防ぐための方法として、「指定した場所に近づくと事前に登録した買い物リストをiPhoneに通知する仕組み」をノンコーディングで作成する方法をご紹介したいと思います。

0. 作成手順の全体像

今回の仕組みを作成する手順は以下のとおりです。

Google ToDoの登録と設定

Azure Logic Appsの準備

Pushcutの登録と設定

Azure Logic Appsワークフローの作成

Microsoftが提供するiPaaSサービスの「Power Automate」には、ワークフローで作成した通知をモバイルに送信できる「Notifications(通知)」コネクタや位置情報が利用できる「場所」コネクタがありますが、Logic Appsにはこれらのコネクタは提供されていません。

しかし今年、サードパーティー製のサービスである「Pushcut」を利用したコネクタがLogic Appsに追加され、上述したデバイスの場所に基づくサービスを提供するようになりました。今回の仕組みは、このPushcutコネクタを利用したものです。

Pushcutアプリは現在、iPhone(iOS)のみの提供となります。「Notifications(通知)」機能を利用する場合は、有料プランを契約することをおすすめします(200円/月、2週間の無料試用期間があります)。

なお、Pushcutアプリは「2. Azure Logic Appsの準備」の段階から必要になります。あらかじめPushcut公式サイトhttps://www.pushcut.io/からアプリをiPhoneにダウンロードしておいてください(アップルのApp Storeで名前検索しても出てきます)。

また、Pushcutにバックグラウンドでの位置情報取得を許可するため、iOSの「設定>プライバシー>位置情報サービス>Pushcut」を開き、「位置情報の利用を許可」を「常に」に設定します。

Logic AppsのPushcutコネクタでどのようなことができるのかは、以下のドキュメントを参考にしてください。

Pushcut (Preview)ドキュメント

1. Google ToDoの登録と設定

それでは順に設定していきましょう。まずは「Google ToDoリスト」を利用して買い物リストを作成します。Googleアカウントがあれば、スマホアプリもありPCからでも利用できるので思いついたときに登録しやすいかと思いますし、Logic Appsにもコネクタがあるので便利です。

リスト名を「日用品」などわかりやすい名前で作成し、そこに「新しいタスク」として買いたいものを登録します。もちろん買いたいものは複数でもかまいません。Google ToDoの準備はこれだけで完了です。

Google ToDo リストの使い方

2. Azure Logic Appsの準備

2-1. Azure Logic Appsを新規作成する

次にAzure Logic Appsの準備です。はじめに「新規のLogic Apps」を作成します。

Azure管理ポータルの左メニュー項目「+リソースの作成」→「Web」をクリックすると、項目に「Logic Apps」が表示されます。Logic Appsの新規作成方法は以前の記事を参考にしてください。


2019-12-22 17:02:31



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