主要格安SIMの料金表(今回は音声SIM)とともに、格安SIM、SIMフリースマホなどの1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。今週の話題は、UQ mobileが国内通話定額オプションに時間制限無しタイプを用意。「AQUOS sense3 plus」のSIMフリー版、6GB版「ZenFone Max Pro(M2)」が登場など。
UQ mobileもかけ放題の国内通話定額開始! Y!mobileに追いつく
1つ目の話題は"サブブランド"のUQ mobile。現在主力の「スマホプラン」のオプションとして、国内通話が24時間定額となる「かけ放題(24時間いつでも)」を追加した。料金は税抜月1700円。
従来のUQ mobileの通話定額は、1回10分までの「かけ放題(10分/回)」(税抜月700円)、1ヵ月/60分までの「通話パック(60分/月)」(税抜月500円)の2種類。サブブランドのライバルとなるY!mobileには、以前から国内通話24時間かけ放題の「スーパーだれとでも定額」があり、1つの強味だっただけに、今回追いつく形となった。
なお、UQ mobileとY!mobileのそれぞれの強味としては、UQ mobileは「通話定額はすべてオプションで不要なユーザーは安くできる」「通信量が翌月に持ち越し」、Y!mobileは「最初の6ヵ月は税抜月700円が割引される」「Yahoo!プレミアムが無料」「Yahoo!ショッピングでポイント付与」などがある。詳しくは、以下の記事もチェックしてほしい(「10月に新プランになったUQ mobileとY!mobile、サブブランドは今どっちがいい?」)。
シャープ、「AQUOS sense3」の上位モデルもSIMフリーで発売
シャープは、人気のミドルクラス機「AQUOS sense3」の上位モデルとなる、「AQUOS sense3 plus SH-M11」をSIMフリーで発売する。価格は5万円台後半を予定しているとのことだが、goo SimsellerではOCN モバイル ONEの音声SIM契約を前提に、税抜3万5800円で販売するとのこと。
ムーンブルー、ブラック、ホワイトの3色が用意されている
AQUOS sense3 plusはすでにau/ソフトバンク/楽天から発表されており、AQUOS sense3と比べると、画面サイズの大型化や基本スペックの強化がなされている。
具体的には、6型IGZO液晶(18.5:9、1080×2220)、Snapdragon 636(1.8GHz+1.6GHz、オクタコア)、6GBメモリー、128GBストレージ、4000mAhバッテリー、Android 9など。カメラは1220万画素のデュアルピクセルセンサーでAFが高速化。さらに超広角カメラとの組み合わせになっている。ネットワーク面でもDSDV対応はSIMフリー版AQUOS sense3と同じ。カラバリはムーンブルー、ブラック、ホワイトの3色。
ASUSのミドルハイ機「ZenFone Max Pro(M2)」に 6GBメモリー搭載版が追加
ASUSから発売されている5000mAhバッテリー搭載のSIMフリースマホ「ZenFone Max Pro(M2)」に、6GBメモリー版が追加。すでに発売されている。価格は税抜3万9500円。
ZenFone Max Pro(M2)にメモリー増強モデル
ZenFone Max Pro(M2)はミドルクラスの中でも比較的高いスペックで、6.3型液晶(19:9、1080×2280)、64GBストレージ、12メガカメラ(+深度測定用5メガ、イン13メガ)、背面指紋センサー、主要3キャリアのVoLTE+DSDV対応など。メモリーが従来モデルの4GBから6GBに増加。なお、OSはAndroid 9へのアップデートがすでに提供されている。カラバリはミッドナイトブルーの1色。
ゲーマー向け格安SIM「LinksMate」がプラン大幅拡大 100MB~1TBの計99プラン
カウントフリーオプション(税抜月500円)を追加することで、対応する人気ゲームやAbemaTV、Twitter、Facebookなどの通信がカウントされなくなるなど、ゲーマーをメインターゲットにした格安SIM「LinksMate」。プランを容量ごとにこまかく刻んで33種類に拡大し、音声SIM/SMS付きデータSIM/データSIMの組み合わせで全99種類という点をアピールしている。
通信量は100MBから最大1TB。ゾーンごとにゲームなどでの特典が異なるほか、50GB以上についてはプレミアムプランとして、データ通信が優遇されるという。なお、1TBプランの音声SIMの料金は税抜月8万7600円。
2019-12-22 17:22:35