アップルの完全ワイヤレスイヤホンAirPodsは売れ行き良好と伝えられ、上位モデルAirPods Proも需要が「予想よりもはるかに好調」として増産が発注されたとの噂もありました。
そんななか、2020年の5G対応iPhone(通称iPhone 12)では、同梱されるイヤホンとして有線のEarpods(Lightningコネクタ付きの有線イヤホン)かAirPodsか、どちらかを選べるようになるとの予測が報じられています。台湾メディアの工商時報(Macお宝鑑定団Blog経由)は、大手金融機関JPモルガンのアナリストが上記の見通しを公表したと伝えています。その狙いとしては、(同梱することで単体よりも安くなり)優待価格によりAirPodsの普及率を高めること、そして爆発的な人気を勝ちえているAirPodsの勢いを活かすため、等が挙げられています。
工商時報はAirPodsが2018年には2800万台、2019年には5500万台も販売され、2020年には1億台を超えると予測しています。調査会社バーンスタインが「2020年は8500万台」としていた予測を上回りますが、いずれにせよAirPods販売は倍々ゲームを続けるというわけです。
アップルがiPhone 12にAirPodsの同梱を検討しているとの噂は、台湾の業界情報誌DigiTimesも伝えていました。AirPodsの価格は米国で159ドル〜、日本でも1万7800円(税別)〜で付属品としては高価すぎると思われましたが、今やiPhoneユーザーにとって必需品に近くなっていることもあり、同梱により実質的に安くなるとすれば、可能性は十分にあるのかもしれません。
しかし、一方ではiPhoneもAirPodsも何台も購入済みで、付属品のEarpodsを持て余して箱から出していないユーザーも少なからずいるはず。そうした向きのために、第3の「AirPodsもEarpodsもなし」の選択肢が望まれそうです。
2019-12-22 22:43:49