現在、YouTubeチャンネル「ミキラボ・キッズ」では、子どもたちが無料で楽しみながら、学べる理科実験動画を配信しています。学習指導要領に沿った内容を扱っており、実際に実験の様子を観たり、クイズで予想して答え合わせをしたりできるので、ぜひご自宅での学習や復習などにご活用いただければと思っております。
今回はそのなかのひとつ、小学3年生で習う「磁石の性質」について、身近なものを使って学べる実験をご紹介します。学校で習うものに加えて、コーンフレークやクレヨン、ひじきなど、身近にあるものが磁石にくっつくのか試すことで、科学に触れるきっかけになればうれしいです。それでは今日も、レッツサイエンス!
クレヨンやコーンフレークは磁石にくっつく?
今回は、磁石のなかでも、とくにくっつく力が強いネオジウム磁石を使って実験します。ネオジウム磁石は、インターネット通販などでご購入いただけます。くっつく力が強いため、指などを挟まないように気を付けてください。
100円ショップなどに売っている磁石セット、マグネットセットはネオジウム磁石に比べてくっつく力は弱いですが、今回の実験はくっつきやすい性質のモノを用意すれば簡単に楽しめます。ぜひ試してみてください。
【準備するもの】 ・ネオジウム磁石(ほかの磁石でも可) ・鯖缶などのスチール缶 ・ドリンク剤などのアルミ缶 ・プラスチック消しゴム ・鉄クリップ ・割りばし ・クレヨン ・コーンフレーク(今回は玄米フレークを使用しました) ・ひじき
今回の実験で使用するネオジウム磁石
【実験】 まずは、鯖缶などのスチール缶に、ネオジウム磁石を近づけてみました。スチール缶は磁石にくっつきました! スチール缶は磁石につっくきやすい性質を持つ鉄の合金で出来ているのです。
スチール缶は磁石にくっついた
続いて、ドリンク剤などのアルミ缶にネオジウム磁石を近づけてみます。スチール缶と異なり、アルミ缶に磁石はくっつきませんでした! アルミ缶は磁石にくっつかない性質を持つアルミニウムやアルミニウム合金などから出来ているのです。
プラスチック消しゴムは磁石にくっつかなかった
紙を束ねるときなどに使う鉄クリップは、磁石にとてもよくくっつきました! ネオジウム磁石は強いので、用意した鉄クリップを全部持ち上げることができました。